2012年 05月 20日
カイガラムシとコチニール色素 |
ウィキペディアの「コチニール色素」の項には以下のような記述がある。
通常は乾燥させたエンジムシ(コチニールカイガラムシ)から温水・熱水などで色素を抽出する。不溶化(レーキ化)させるとコチニールレーキという赤色顔料となり、かつては赤色絵具のクリムソンレーキやカーマインに使われた。しかし近年のクリムゾンやカーマインは合成されたアントラキノンレッドに代替されている(一部メーカーではアリザリンレーキで代替している)。
ルネサンス期、毛織物用の高級染料として知られ、フランチェスコ・ディ・マルコ・ダティーニがこれを入手しようとしていた。同時期に絵の具に転用された。エンジムシが生息する中南米を領土として所有していたスペインはコチニールの正体を秘匿してヨーロッパに売りつけ、巨額の富を築いた。
ポーランド語の6月 czerwiec(チェルヴィェツ)の語源は、czerwiec polski(Porphyrophora polonica, Margarodes polonicus)というカイガラムシから採れる赤色の名(czerwień チェルヴィェン)という説がある。そのほか、ミツバチの幼虫を意味する czerw(チェルフ)を語源とする説もある。
その他の訪問者:ヤマトシジミ1頭、ナナホシテントウ1頭、ナミテントウ2頭、スズメ2羽。
by come-and-go
| 2012-05-20 23:56
| 庭