2010年 10月 03日
「HOSE分解」を聴く |
『夢魘祓い―錆域の少女』(「錆」はホントは旧字)を読みながら、HOSE分解@円盤へ。HOSEのメンバー全員がメンバー以外の誰かをデュオの相手に連れて来ての全メンバーデュオ・ライヴ。
宇波拓 / Jarrod Fowler
服部玲治 / 山形育弘
江崎將史 / 貝つぶ
古池寿浩 / 田中淳一郎
泉智也 / 久下恵生
宇波さんは今朝まで激論イベントで睡眠不足のところ、さらにライヴ前に睡眠導入剤を服用し、ライヴ中に「眠る」というパフォーマンスを敢行。デュオの相方Jarrod Fowlerはマサチューセッツにいて、同時に「起きる」というパフォーマンスを行っているはず……、という設定の遠距離デュオ。本当に「寝てもうた」(久下談)のでびっくり。たまたまちょうど読んでいた小説の、夢の中の怪物を退治しに眠りに入る、という内容と図らずもリンクしていて、個人的にはとてもおもしろかった。
睡眠のあとは服部さんと山形君の「食べる」パフォーマンス。炊きたてご飯と鶏の唐揚げ、焼き餃子、味噌汁、海苔佃煮、お茶漬けなどをひたすら喰いながら、服部さんはだらだらと汗を流し、山形君はだらだらとオチのない食い物屋の話をする。食べ盛りだねえ。しかしもうひとひねりないと……。
炊きたての新米ご飯をよそう服部さん。 左利きの服部さん。 締めのお茶漬けにお茶を注ぐ山形君。
休憩後、江崎さんと貝つぶさんによる、日用雑貨を使った弱音バトル。地味だがしみじみ味わい深い。
それから古池さんと淳君による「言葉」と「楽器音」のバトル。勝負判定基準がまるっきり謎。
古池さんのトロンボーン攻撃に耐える淳君。
トリは泉さんと久下さんによる「これってヒップホップじゃないぜ」(←私が今つけた仮題)。マグリットの「これはパイプではない」を下敷きにしたかどうかはわからないが、日本語ヒップホップ界の現状に一石を投じ、芸術とは何か、自由とは何か、ということを今一度考えさせられるすんばらしい内容! 久下さんの演奏が絶妙なことは今更言うまでもありませんが、詩人・ラッパーとしての泉さんはホントにスゴイ!!! ぜひまたやってほしいです。
家に帰る道すがら、小雨の中、キンモクセイの香りが漂っていました。
宇波拓 / Jarrod Fowler
服部玲治 / 山形育弘
江崎將史 / 貝つぶ
古池寿浩 / 田中淳一郎
泉智也 / 久下恵生
宇波さんは今朝まで激論イベントで睡眠不足のところ、さらにライヴ前に睡眠導入剤を服用し、ライヴ中に「眠る」というパフォーマンスを敢行。デュオの相方Jarrod Fowlerはマサチューセッツにいて、同時に「起きる」というパフォーマンスを行っているはず……、という設定の遠距離デュオ。本当に「寝てもうた」(久下談)のでびっくり。たまたまちょうど読んでいた小説の、夢の中の怪物を退治しに眠りに入る、という内容と図らずもリンクしていて、個人的にはとてもおもしろかった。
睡眠のあとは服部さんと山形君の「食べる」パフォーマンス。炊きたてご飯と鶏の唐揚げ、焼き餃子、味噌汁、海苔佃煮、お茶漬けなどをひたすら喰いながら、服部さんはだらだらと汗を流し、山形君はだらだらとオチのない食い物屋の話をする。食べ盛りだねえ。しかしもうひとひねりないと……。
休憩後、江崎さんと貝つぶさんによる、日用雑貨を使った弱音バトル。地味だがしみじみ味わい深い。
それから古池さんと淳君による「言葉」と「楽器音」のバトル。勝負判定基準がまるっきり謎。
トリは泉さんと久下さんによる「これってヒップホップじゃないぜ」(←私が今つけた仮題)。マグリットの「これはパイプではない」を下敷きにしたかどうかはわからないが、日本語ヒップホップ界の現状に一石を投じ、芸術とは何か、自由とは何か、ということを今一度考えさせられるすんばらしい内容! 久下さんの演奏が絶妙なことは今更言うまでもありませんが、詩人・ラッパーとしての泉さんはホントにスゴイ!!! ぜひまたやってほしいです。
家に帰る道すがら、小雨の中、キンモクセイの香りが漂っていました。
by come-and-go
| 2010-10-03 23:58
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