2009年 08月 15日
梅津さんと坂田さん |
おとといは『梅津和時 夏のぶりぶり2009@新宿PIT INN』 ふたつのサックス、ふたつの心。梅津和時(sax,cl)+坂田明(sax,cl) に行きました。似たような背格好、坊主頭、眼鏡にヒゲの絵になるお二人。梅津さんはフランク・ザッパのイラスト付き赤いTシャツ、坂田さんは紺地にアジサイとカタツムリが白く染め抜かれたシャツといういでたちでした。
坂田さんのアルトサックスとクラリネットと唄と語りとピアノ(!)を、梅津さんがアルトサックス、ソプラノサックス、クラリネット、バスクラリネットと合いの手で迎え撃つという構図。
坂田さんの語りは日本語でしたが、意味不明ナンセンス度ではハナモゲラ語と大差ない天然ボケぶりで、ほとんど志ん生を彷彿とさせるのでありました。私はこういうナンセンスをこよなく愛する。何の衒いもなく坂田さんの存在そのものから発せられる素直できれいなサックスの音は、故・井上敬三氏の音を思い起こさせました。
こういった状況でツッコミ役に回らざるを得なかった梅津さんはちょっと損な役回りだったかもしれませんが、カモメの声や「ジングルベル」を吹いたり、坂田さんが憶えていなかった斎太郎節(大漁唄い込み)の三番の歌詞をきちんとフォローするなど、きちんとツッコんでいたのはさすがです。
「夏の思い出」や「サマータイム」など夏らしいフレーズも織り込んで、お盆の夜はときににぎにぎしく、ときにスピリチュアルに更けていったのでありました。アンコールではなんと珍しいピアノの連弾!もありました。やっぱり寄席は楽しいねえ。
坂田さんのアルトサックスとクラリネットと唄と語りとピアノ(!)を、梅津さんがアルトサックス、ソプラノサックス、クラリネット、バスクラリネットと合いの手で迎え撃つという構図。
坂田さんの語りは日本語でしたが、意味不明ナンセンス度ではハナモゲラ語と大差ない天然ボケぶりで、ほとんど志ん生を彷彿とさせるのでありました。私はこういうナンセンスをこよなく愛する。何の衒いもなく坂田さんの存在そのものから発せられる素直できれいなサックスの音は、故・井上敬三氏の音を思い起こさせました。
こういった状況でツッコミ役に回らざるを得なかった梅津さんはちょっと損な役回りだったかもしれませんが、カモメの声や「ジングルベル」を吹いたり、坂田さんが憶えていなかった斎太郎節(大漁唄い込み)の三番の歌詞をきちんとフォローするなど、きちんとツッコんでいたのはさすがです。
「夏の思い出」や「サマータイム」など夏らしいフレーズも織り込んで、お盆の夜はときににぎにぎしく、ときにスピリチュアルに更けていったのでありました。アンコールではなんと珍しいピアノの連弾!もありました。やっぱり寄席は楽しいねえ。
by come-and-go
| 2009-08-15 16:47
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