2009年 06月 09日
黄金の象の薬局 |
クラクフ中心街で営業中の薬局のうち最古の老舗「黄金の象の薬局 Apteka Pod Złotym Słoniem」は今月末をもってその長い歴史の幕を閉じる。突如家賃が十数倍に値上げされ、営業を続けることができなくなったのだ(詳しくは「このごろのボグダン」5月27日付けを参照のこと)。
19世紀末に作られた美しい家具調度は博物館に展示する、あるいは、薬局まるごと博物館にするだけの価値があると思われるが、市当局はそんなことはおかまいなく、家賃が払えないなら出て行けという態度のようだ。クラクフは歴史と芸術が売りの観光地なのに、こうした保存すべき歴史的価値のあるものに予算を使わず、金のある外国企業やカトリック教会ばかりを優遇しているのが残念でならない。
19世紀末に作られた美しい家具調度は博物館に展示する、あるいは、薬局まるごと博物館にするだけの価値があると思われるが、市当局はそんなことはおかまいなく、家賃が払えないなら出て行けという態度のようだ。クラクフは歴史と芸術が売りの観光地なのに、こうした保存すべき歴史的価値のあるものに予算を使わず、金のある外国企業やカトリック教会ばかりを優遇しているのが残念でならない。
by come-and-go
| 2009-06-09 23:59
| ポーランド